TAKEDA

武田薬品工業が東京・日本橋本町に建設した新グローバル本社のインテリアデザインのクリエイティブディレクションを手がけた。日本を代表するグローバルカンパニーとしてのブランドを世界に向けて発信するために、同社ならではのオリジナリティを空間を通じて表現した。常に患者さんを第一に考え、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献するという創業以来引き継がれてきた同社の思いを汲み、人間の「生きる力」をビル全体の空間デザインコンセプトに設定した。エントランスから受付、ワーキングエリアまでの一連の流れを人間の生命を育むストーリーと捉え、『生』『水』『光』『土』『木』『人』『絆』『未来』という8つの漢字のモチーフを洗練された現代的なアイコンで表現。それらを、日本企業らしい「和」を感じさせるあしらいで、壁面のアートワークやカーペット、照明などに展開した。「生きる力」をサポートする日本発のグローバルカンパニーという企業のアイデンティティを発信すると同時に、そこで働く多様な人たちが、同社の目指す明るい未来を共有できる空間にすることを目指したこのプロジェクトは、空間を通じて社内外にブランドを発信するスペースブランディングの最新事例として注目を集めた。

チーム

メンバー

クレジット

  • 設計
    (インテリアデザイン監修)SAMURAI
  • 担当者
    佐藤可士和 石川耕 齊藤良博
  • 施工
    株式会社竹中工務店
  • 構造設計
    株式会社日本設計

データ