
東京ボートシティ竹芝の3階に位置する「CIELITO LINDO BAR AND GRILL」。長さ30mの長方形の区画は前面がガラス張りになっており、その前には緑豊かなテラスが広がっています。コンセプトを『アーバン・ボタニカル・ガーデン』とし、テラスにあるグリーンの延長として店内にもグリーンを施すことで、洗練されたガーデンレストランの雰囲気を生み出しています。エントランスにはレセプションとウェイティングソファがあり、正面にあるキッチンがシズル感を演出。オープンキッチンの上部にはメキシコの偉人達をモチーフに、キュビズム様式で描いたメキシコ版『最後の晩餐』がお出迎えします。キーワードのボタニカルは、イスやソファーの生地、カーテンのペイズリー柄、ペンダントライトの蔦、壁面の緑化などで表現。中央のロングテーブルのイスは、L型にして隣り合う席とのパーソナルスペースの確保する同時に、密接に囲われたカップルシートとしての役割を果たしています。バーが隣接するブース席間には、メキシコからの調度品をディスプレイすることでクラス感を上げると共に、お客様同士の目線が合わないよう配慮しました。このエリアのサッシはバー部分も含めて全開口し、開放的な空間になることで今の時代に適した環境になっていると思います。空間の中に様々なパターンの客席をつくることで、TPOによって使い分けでき、リピーターのお客様にも飽きのこない空間を提供しています。
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