1+house

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    建築設計事務所SAI工房
  • 担当者
    斉藤智士、林由莉香
  • 施工
    株式会社 池正
  • 構造設計
    有限会社 ワークショップ 安江一平
  • 撮影
    山内紀人

10年後、30年後の姿が想像を超えて変化する 住宅だからこそ安易に機能を割り当てず、暮らしの多様な変化をおおらかに受け入れる建築を考えた。 計画にあたり現地に訪れた際、平地の心地よい風と背後に広がる和泉葛城山とが相まってとても美しく感じ、敷地がもつのびやかな環境に応答する住まいを目指した。内外関係なく暮らし全体を覆うように水平屋根を広げる。そこに仕様規定による細長比から算出した最大の階高設定とすることで、1.5層分のヴォリュームをもつ気積を確保した。高さ方向が自由となることで、開放的なリビングやロフトスペース、軒のある内のような外部空間などが連続する断面構成とした。屋根架構は、LVL材を採用した横架材に構造用合板で固めた直方体のヴォリュームからリップ溝形鋼を用いた鉄骨架構で、2.2mのキャンティレバーを実現した。高さを抑えたファサードを上下に分割することで生み出した目隠し塀によって、和泉葛城山の眺望、採光、通風を住まいに取り込む開放的な住空間としている。 また、来客が多いため、多様な人びとが気軽に集えるように、窓辺、床、家具、壁面のディティールに着目した。座れる、立ち話できる、勉強できる、収納できる、寝転べる、眺望を楽しめるなど、全体を覆う大きな空間スケールと人の活動に伴う身体スケールや家具スケールを横断しながら人の拠り所をつくり出した。場を選択し多 様な活動を許容する空間は、互いが心地よい 距離、時間をつくり出し、予知しない変化をも暮らしの豊かさに繋げていくのではないだろうか。

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物件所在地

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