
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 713.04㎡
- 竣工
- 2019-08
CREDIT
- 設計
- 川嶋洋平建築設計事務所
- 担当者
- 川嶋洋平、本村健介
- 施工
- Co’z工房沖縄
- 構造設計
- yAt構造設計事務所
- 撮影
- 藤井浩司
沖縄県宮古島市に設計した地上4階建て、全22戸の集合住宅の計画です。各住戸は1ルーム、あるいは1LDKとし、汎用的なプランで構成しています。また共用部の計画も外部片廊下とする効率的な平面プランとなっています。そんな、ある種一般的な平面プランの集合住宅をどのように四方の環境と接続させるかを主に検討しました。 計画としては、効率的に配置した基準階平面プランに必然的に生まれる外廊下、エレベーターホール、居室テラスを一様に列柱のような構造体で覆っています。 これら構造体に覆われた半屋外スペースが周辺環境と接続するバッファゾーンとして計画しています。ただ、この構造体は建物をぐるりと覆う際に少しずつ見付の幅に変化をつけて計画しています。全体としては一見、一様に見える構造体もテラス側から共用廊下へまわるにつれて太くなり、構造体と開口の関係もグラデーションに変化していきます。 風が抜け、影が落ちる半屋外的バッファゾーンは、グラデーションに変化する構造体と開口の関係により、リズミカルに周辺環境との変化をもたらしてくれればと思っています。