DATA

CREDIT

  • 設計
    石川素樹建築設計事務所
  • 担当者
    石川素樹
  • 施工
    渡辺富工務店
  • 構造設計
    mono
  • 撮影
    西川公朗

「西参道テラス」の外壁の杉格子パネルは、材の歩留まりといった経済的合理性だけではなく、その割付はさることながら、プロポーションや階高、内外の見えがかりの他、板金や手摺壁といった接する部分との納まり、消防の進入口としての開閉、躯体への日射の低減、そして搬入や施工性、メンテナンス性の観点と多岐にわたる理由から、最終的に3×8 版サイズ程度の横格子パネルを製作して現場で取り付けることとなった。横格子パネルに加えて内外の羽目板や外部建具に至るまで丸太から製材し製作しているが、早い段階から検討を進め、丸太を準備することでコストを最小限に抑えている。 必然の細部の集積により専有の中庭部は、プライバシー性の高いきわめてプライベートな落ち着きのある場となり、共有アプローチ部は喧騒から切り離された静寂が広がる。もとからそうであったかのような、違和感やこれ見よがしの部分のない上質な品位が生み出された。(石川 素樹)(著書「ELEMENTS 5つの建築 5つの断章」本文より)

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