
DATA
- ビルディングタイプ
- 幼稚園・認定子ども園・保育所
- 構造
- 木造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 172.48㎡
- 竣工
- 2018-03
CREDIT
- 設計
- 髙橋勝建築設計事務所
- 担当者
- 髙橋勝
- 施工
- アルフ
- 構造設計
- アトリエSUS4
- 撮影
- 松村芳治
福祉施設ほしのさとに併設された定員19人の小規模な企業主導型事業所内保育所である。 素朴で単純な切妻屋根の木造1階建てとし、屋根には石州瓦を採用している。 この素朴な園舎を、庭をはさんで対面するデーサービスから観る景色作りとも捉え、庭を囲む介護施設の利用者の心に馴染む風景づくりとなる事を意図した。 園舎は南北に長い長方形の建物を3個に分け、45°程度傾けながらジグザグに再配置うことで保育室、遊戯室は南面しどこにいても明るい園舎となった。また各ボリュームの隙間の三角の空間は保育室専用のテラスや、デイサービスに向けて開く半屋外空間となり、多様な居場所を生み出している。 保育室は庭に全面開放するのではなく、各保育室には遊び場としたくなる様な出窓をデイサービスの軒下テラスに向けて配置したり、建物間の移動は園舎東側の軒下の外廊下とした事で、園児が動けばデイサービスからチラリと見えたり、園児がデイサービスを出窓から見たりと適度な距離の中で、お互いが気配での交流を促している。
10