
一保堂茶舗が初めて百貨店に出店した場所である阪神百貨店梅田本店で、一保堂の商品が揃い テイクアウトやワークショップも行う「一保堂茶舗のスーパーマーケット」として老舗茶舗が新たに展開する新店舗。従来の商品販売機能と日本茶のテイクアウトサービスとなるオペレーション動線を一つのカウンターにまとめる為無垢板材のロングカウンターを設け、中央の円柱をぐるりと囲う様に商品やサービスを配置し回遊性をもたせたゾーニングとしています。 中央の円柱には塩川いづみさんの描かれた、お茶を楽しむトラがお客様をお迎えしカウンターや什器の腰・壁面棚の背景・ディスプレイツールはハタノワタル氏へ依頼し和紙を貼ることで静かに、品のあるやわらかなしつらえとして、陳列什器の背面にはPOPなIPPODO TEAのサインを配置することで外部面へのアイキャッチとしても機能しています。 また、中央什器の腰は煎を重ねることで変化するお茶の味や風味のイメージを銅色の変化で表現し茶は3煎までということから、この空間の境界を示しながら3本の光のラインが天井から吊られ空間構成しています。長い年月人々の生活にそっと寄り添ってきた一保堂茶舗の店舗として華美にならず、静かに、しっかりと生活の中に在る。そしてこれからもひとりひとりの生活に寄り添い、気付けばふとそこにいる存在であるという事に想いを馳せながらデザインさせて頂きました。
3