表参道と246号線の交差点に位置する多目的ホール「WALL&WALL」は、音楽パフォーマンスやパーティー、展示会などの各種イベントに利用される。 地上エントランスから地下へと降り、細い防音トンネルを抜けた先には、大きな植栽の空間が広がり、その奥の壁を回転させると、メインホールが現れる。「WALL&WALL」という店名の元になった大きな2枚の回転面は、壁とも扉とも言いがたく、空間の調整面として回転し、任意の角度で固定される。 イベント内容や時間、人数、状況などに応じて、ある時は壁として、ある時は隙間に窓をつくり、出入り口をつくり、間仕切りのようでもあり、2枚の回転角度の組み合わせによって面の意味合いは変化していく。 空間の変様、シンプルで無垢な素材構成により、多目的ホールという多様な状況に応じる空間となっている。 たしろまさふみ
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