小作駅東口公衆喫煙所

ビルディングタイプ
その他商業施設

DATA

CREDIT

  • 設計
    ラーバンデザインオフィス合同会社、造園:有限会社GAヤマザキ、手摺:サボア株式会社
  • 担当者
    雨宮知彦,細谷悠太,小川修平
  • 施工
    株式会社マークプランニング
  • 構造設計
    エーエスアソシエイツ一級建築士事務所
  • 撮影
    若林勇人

東京都羽村市、JR小作駅前に建つ公衆喫煙所の計画である。2020年4⽉から施⾏される健康増進法の一部改正により屋内の喫煙規制が強化されることを受けて、受動喫煙を防止する屋外喫煙所の設置が求められた。 敷地は小作駅プラットホーム、橋上コンコースに至るエスカレータとエレベータ、駅前交番のあいだに残された空間で、都市計画法上は「道路」となる場所である。ここに2つの海運用20フィートコンテナを、一つは水平に、もう一つは垂直に置き、つなげた。水平に置いたコンテナの半分くらいは外部空間とし、周辺と連続的に使えるようにした。垂直に置いたコンテナ内は天井高5mの吹き抜け空間で、上昇気流によってコンテナ上部から煙を排気することでコストの高い空気清浄機を設置不要としている。 2つのコンテナは周囲の構築物と45°角度を振って雁行するように配置した。それにより、プラットホームへの圧迫感を解消しつつ駅前広場への視線の抜けを確保している。コンテナ壁面の四方に向けて配置された大開口は周囲の日常風景を切り取り、光や風を透過し、来訪者を駅前空間のただなかに置く。 雁行によって生まれたニッチにはいい「香り」のする植栽(キンモクセイ、ジンチョウゲ、クチナシ、カリン、ロウバイ、セイヨウニンジンボク、メードセージ)を植えた。不快な「匂い」の喫煙所のイメージを反転させ、喫煙者にとっても非喫煙者にとっても、全体が自然豊かで居心地のよい公園のような場所になることを目指した。

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物件所在地