
PROJECT MEMBER
約40年前に戸建住宅地として開発された計画地周辺は、ベットタウンではおなじみの個の領域を明確化するコンクリートブロック塀に囲まれた風景が展開している。しかし、共働き世帯も多く、子育ても難しい現代社会において、このような風景のままで良いのか疑問に感じた。 そこで、忙しい夫婦二人で、3人の子供を育てるのではなく、まちに開き、ご両親も含めたまち全体で子供たちを育てられるようにしたいと考えた。 本計画では、敷地周囲に塀を設けず、1階には寝室のみを配置した。ゆとりができた1階には、まちの人も楽しめるお庭や、隣の両親宅へとつながる路地を計画した。2階には寝室以外のすべての機能を配置し、開放的なワンルームとし、まちへとつながりを広げる出発点、家族のつながりを育む場所と考えた。 さらに、今回の敷地の隣には両親が住まわれており、将来的に足腰が不自由になれば、両親の家と組み替え、1階に親世帯、2階に子世帯とすることも可能とした。 オセロハウスは、1つの住宅で完結するのではなく、つながりを家族、親世帯、まちへと広げ、お互いが助け合いながら暮らすことができる住まいの提案である。
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