通天閣のお膝元、恵美須町にある調剤薬局の移転工事です。 「働くスタッフのモチベーションが上がる空間にしたい」 「近隣のご高齢の方が５～６人集えるサロンのようなつくりにしたい」 そんなご要望からプロジェクトが始まりました。 建物正面に対して間仕切り壁と什器を斜めに配置し、待合室から奥の調剤室までゆるやかに視線が誘導されるように計画しています。 待合いはグレーをベースに、信頼性をイメージさせる暗色の緑と彩度の高い茶系を対比させ配色し、落ち着いた中にも活力があるような空間を目指しました。 奥の調剤室は最新設備を備えるクリーンな場としてモノトーンカラーで統一し、待合いと対照的な見え方としています。 外観は、オールドビルの存在感は残しつつ、内装が映えるように外壁部分をダークトーンに整えました。 クライアントの想いが実現し、地域に根差した新たな集いの場となることを願っています。
