PROJECT MEMBER
人生100年時代を迎える現代において学校跡地を活用して「未病維持から看取りまで」を実現した医療複合施設。【診療所、カフェ、ホームホスピス、フィットネス、地域交流、動物介在活動】6つのテーマを集約・連携することで医療・介護・交流の時間的連続・地理的連携を実現した。 6つの異なる用途の複合と「交流の庭」を中心に呼応しあうテーマごとの配置計画を合理的にまとめあげることにより[アニマルセラピー・食生活相談・ワークショップ・通所リハビリ、など]施設内で多様な取り組みを可能とした。また医療施設でありながら「終の住処」として脱医療施設となる建築デザインと共に、柔道畳を使った地域交流室を設け、建築主が支援する視覚障害者柔道や、地域の子どもに向けた映画上映会、ワークショップ、地域アーティストのギャラリーなど、医療に限らず交流の拠点としても地域住民が立ち寄れる開けた施設としている。 そして、本施設の活動は敷地内に留まらず、地域ニーズに合わせて訪問診療・訪問介護といった地域包括ケアシステムの構築を図り人生の最後まで地域で安心して暮らせる地域の医療環境の充実を目指した拠点整備を実現させた。
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