inaya

 築20年、築70年、築年数不明の建物がひと連なりになっている民家を飲食・物販店に改装した計画。敷地調査の過程で、建物は増築、減築、改築が繰り返され、西側にいくにつれて築年数が古くなっており、一棟のなかにマテリアルの経年変化の時間軸が存在することに気が付いた。その連続的風景を継承するために、かつての生活を象徴する古いマテリアルの断片を部分的に残しながら、それらの接続詞となるような幾つかのマテリアルを線状に配置した。入口の青玉砂利から始まり、奥庭の土壁に到るまで、「人為的な」素材から「自然的な」素材に徐々に移行するようにマテリアルをプロットし、民家の経年変化の空間性を継承する風景の軸を設計した。

チーム

メンバー

クレジット

  • 設計
    takuma hashimoto

データ