関東で多数展開している焼鳥酒場本田商店が新しいカタチのネオ居酒屋としてオープンした「本田商店中目黒」 「インダストリアル×アート」をコンセプトに、無骨な工業的(インダストリアル)デザインとむとうりゅうすけ氏によるモダン浮世絵アートを融合させ、新しいスタイルのデザインを生み出した。 今回の最も見所となっているファサードと店内壁面のデザインは、モダン浮世絵アートの前にあるLEDネオンを縦格子と見立て、格子窓から覗き込む浮世絵を表現した。まさに「インダストリアル×アート」そのものである。客席中央の大テーブル天板の亜鉛メッキ板や上部のカラービニル暖簾は実際に工場などで使用されるものを選定し、細部にまで拘り計画した。店内の屋内消火栓はダミーで、実際には個室に入るための隠し扉にするなど話題になるような面白い仕掛けも取り入れた。訪れた人、店の前を通る人、写真を見た人、全ての人に印象に残るインパクトある空間になったのではないかと思う。