Kuwasawa Design School

ビルディングタイプ
大学・専門学校
9
1,433
日本 東京都

補足資料

Plan 1F,2F
図面
Plan 3,4F
図面
Plan B1F
図面
Concept sketch 1
コンセプトイメージ
Concept sketch 2
コンセプトイメージ

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    moss.
  • 担当者
    志摩健
  • 施工
    Studio inc.
  • 撮影
    Koji Fujii(TOREAL)
  • 植栽
    Tan
  • 照明計画
    filaments
  • 左官
    ADDICT
  • 家具
    MARVELOUS
  • カーテン
    fabricscape
  • 照明
    BP.
  • サイン
    BOOTLEG

-デザインを探求しこの先のデザインを育む、未来の作り手たちのための場所。 日本で最初のデザイン学校である専門学校桑沢デザイン研究所新教育施設の1期工事。 現校舎からほど近い場所にある建物を全面的にリノベーションし、現校舎と併用して運用することで機能の充足を図ることから計画は始まった。 地下1階から4階までを改修範囲とし、 建物の横に長くシンメトリーな形状を生かしたレイアウト計画と、ユニバーサル化に伴う設備の一新や、効率的な動線計画による開放的な施設を目指した。 地下空間は二層吹き抜けの高い天高を活かした大空間へとリノベーションした。 当面はギャラリーとしての使用を予定しているが、 今後のデジタル工房としての使用や、様々な用途でフレキシブルな空間利用ができるように、床をコンクリートのOAとし、スポットライト、ライン照明、間接照明を空間用途に応じて対応できる可変的な計画としている。 1階から3階は、中央にパブリックなエリアを設け、その両側にイベントスペースや教室など機能を持ったスペースを配置するように計画している。 イベントスペースは学校と外とを繋げるパブリックでフレキシブルなスペースにしたいという要望からファサードからの視認性を考慮し明るく開放的な空間とし、エントランス横から直接アプローチできるようになっている。 2、3階の教室間の中央に配したパブリックスペースにはベンチとハイテーブルを設け、生徒同士の繋がりや交流を生むスペースとして授業間の隙間時間をより有意義なものにする。 4階は面積の半分以上が屋外となっており、代々木競技場と緑豊かな代々木公園を借景として望みながらそこをデッキ貼りのテラスとし、 造作のベンチ、大きなテーブル、カウンターを設け各所に豊かな植栽を植えることで外部との繋がりを意識した気持ちの良い場所として都会にいながらも自然を享受できる場所になればと考えた。 外観との対比を図るため、内装はあくまで数十年先を見据え恒久的なニュートラルさを意識し極力装飾は抑えつつ、渋谷と原宿の中間地点ということもありどこか都会的なエッジを付加するようにデザインをしていった。 本校がドイツの*バウハウスのデザイン理念を元に創設されたという経緯から、内装のマテリアルにはモダニズムの進歩を押し進めたスチール、ガラス、コンクリートをメインに使用し、手すりやサッシはデッサウで用いられたディティールを現代的にアップデートすることでリノベーションによる新旧と当時のバウハウスと現代のデザイン学校としての桑沢に相応しい空間にしようと考えた。 要所に配したシンプルなアールの手すりや特注のカーテン、ファブリック、既存の大理石をアップサイクルした研ぎ出しの天板などによって、機構や機能が素の姿として空間を形成していく中で出てくる直線による強さを柔和し、人間的な暖かみを空間に持たせている。 スケルトンに塗装をした白い箱の中に多用したニュートラルなグレー(主張のない工業製品的なグレー)は、どこか都会的でありながらも中庸であり、デザインを探求する生徒たちが持つそれぞれの’色’を引き立たせる意味も持っている。 上記の要素により、この先もその普遍的な印象を持つ校舎は都会の中で学ぶ学生にとってあくまでも自身の学びにフォーカスできるバランスを担う役割を持ち、 日本で最初のデザイン学校としての歴史を継承するおおらかな受け皿としてこの先も機能していくことを期待する。

物件所在地

9