PROJECT MEMBER
本社脇の川の流れと撚糸のねじり合わせを表現したタオル専門店。 岐阜県安八郡に本社を構える浅野撚糸が開発した「スーパーzero」を織り込んだ高性能タオル「エアーかおる」は、これまで触れたタオルでは感じたことのない「ふわっふわ」な触り心地です。髪や顔、体を洗った後に拭くと、一気に水分を吸収してくれるので、キューティクルや角質層を損なう心配がありません。この抜群の「ふわっふわ」感と吸水力の良さを秘めた「エアーかおる」のブランディングの一環として、美容業界やファッション業界の施設が集積する東京・南青山に、関東エリアの販売拠点を出店。魅力を充分に発信していくことを目的に、ブランドメッセージを伝える空間デザインに注力しました。 同社の事業が育まれた豊かな水環境・揖斐川の流れや、タオルの軽やかさと柔らかさを表現するパイル形状を「波形」に置き換え、壁面全体と中央ロングテーブルで表現。店内正面奥の壁面全体に貼ったクリアミラーの映り込みで、「波形」はどこまでも続いていきます。 ロングテーブルの天板は、タオルを広げた様子を表現しています。あえて曲がるイメージのない人工大理石を採用するというイメージのギャップにより、柔らかさを感覚的に伝えることを意図しました。また腰の半分は、タオルの「軽さ」を表現するため、「撚糸」に見立てたスチールパイプを連立。天板に浮いたような軽やかさを与えます。 「ふわっふわ」で高性能タオルの良さがエンドユーザーに伝わるよう、要素一つひとつに意味と想いを込めました。
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