
大阪の都心部から少し離れた淀川沿いの敷地に、都市に住む夫婦が日中は会社で働き、夜遅くに帰宅する生活を支える住まいの提案です。 1階がとても暗く、50㎡程度しかない長屋を、明るく豊かな住まいに変換していきました。 「玄関とキッチン」や「廊下と収納」等、機能を重ねることで効率的なプランとしています。また、1階の明るさを確保するために床に孔をあけながら、一部にはルーバーをかけて居場所をつくっていきました。お風呂や洗面台は一体のオープンスペースとする等トイレ以外の壁を無くすことで、住宅全体に光や風がいきわたる構成としました。 機能を重ねつつ、床に孔をあけ、お風呂や洗面台はオープンな空間、廊下は収納となり、いくつかの吹き抜けと一部にはルーバーをかけて居場所をつくっていきました。 従来のLDK的な住宅ではなく、必要な機能のみで構成されている住宅です。リビングという空間を無くし、その分をお風呂や洗面スペース、寝室など「生きるための機能」に面積やコストを割いています。使用される素材や設備についても、特別な場所として感じられるようなものを選定しています。部分的に自主施工としたり改修コストを調整しつつ、小さいながらも情報量の多い空間としました。 単なる改修ではない、ラグジュアリーな空間を住宅に内包させることで、日々の暮らしがアップデートされることを目指しました。