二ツ橋町の家 / House in Futatsubashicho

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    小倉建築計画工房
  • 担当者
    小倉 大助
  • 施工
    株式会社ビクトリーホーム
  • 構造設計
    CRS構造設計研究所
  • 撮影
    株式会社ウェイ

この住宅は私達の自宅兼事務所の住宅です。 コロナ禍による生活の変容や既存の住宅での暮らしにくさを家族が実体験したことにより、新しく計画する私たちの「すまい」は実験的なプロトタイプとして計画したいと思いました。 職住近接、子供の遊び場、来客空間、手洗いなどの衛生面など、人々の生活様式や意識は大きく変容しました。 これまでのプライバシー確保や家族の居場所とLDKや個室の在り方に重きを置いた住宅とは別に新しい住宅が求められていると感じたことから、本計画はコロナ禍によって変化した生活様式やライフスタイル、近隣・街・社会とのつながり方をテーマにしており、住宅の空間構成と要求機能の更新を新しい設計手法によって作り出したニューノーマルな暮らしを提案するものです。 建物は 間取りの中に余白(土間、中庭、予備室)をつくり子供の成長やリモートワーク、来客などといったライフサイクルの更新に柔軟に対応できる様にし、建具の開閉というシンプルな行為によってプライバシーの調整や空間構成を変化できるようにしました。ランドスケープは前庭や中庭に常緑樹と落葉樹を混植させ、一年中緑の潤いを感じさせる景観を街と住まいにもたらします。また、床のマテリアルを屋内と揃えることで、相互の空間に拡がりを与えます。照明は余白の更新に合わせて対応できる機能を持たせて常に快適な灯りとなる。室内空間の快適や拡がりを求め、天井、壁に灯りを纏わせる。また、夜の街に溶け込む為、建物から一方的に提供する灯りだけでなく街の明りを吸収する。こうした様々な視点から生まれた豊かな住まいは、暮らしや仕事、街や人との新しい関係を育み、人見知りだった子供にも人との関わりを好むような良い変化が見られています。

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