しゃかいか!京都"本しゃ"

このオフィスは、狭小な L 型の区画に目一杯可動 する部屋を設ることで、多機能性、柔軟性、発信力を 実現した空間である。 まず、WEB マーケティングを手がける企業であるク ライアントからは、撮影スタジオ、ワークスペース、 コミュニケーションスペースの 3 つの機能を求められ た。 これらを限られたスペースで実現するため、コミュニ ケーションスペースとしての応接間を設置。この応接 間は L 型の区画を 2 軸で可動し、撮影スタジオ、ワー クスペースの面積を伸縮させることでスペース、導線 を自由度高く使用できるようになっている。 また、クライアントの活動を鑑み、エントランス部分 を全面ガラスとし、 “可動する応接間” を映像として 強烈にビジュアルで訴求できることも提案した。 小規模空間ではあるが故、その場所の使い方に留まら ず、コンテンツとしての拡張までも考えたデザインで ある。