Salon de Louis Premium

ビルディングタイプ
カフェ
14
653
日本 東京都

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    Roito
  • 担当者
    神田亮平
  • 施工
    藤田建装
  • 撮影
    nacasa & Partners
  • 照明計画
    小林由幸(大光電機)

Salon de Louisは代官山、表参道に店を構え韓国カルチャーを発信している若い女性に人気のカフェである。続く3号店を銀座に新築した自社ビルの1,2階にベーカリーカフェ「Salon de Louis Premium」をオープンさせた。 既存店では欧米のオーセンティックなカフェスタイルをベースに、若い女性受けやSNS映えを狙ったデザインやメニューを展開している。銀座店でもこのコンセプトは継承しつつ、銀座という場所性を考察し、よりハイエンドで都会的なデザインを目指した。 店のアイコンとなるのはテーマカラーとしたディープグリーン、クリスタルシャンデリア、それらを際立たせるために組み合わせた真鍮とミラーである。 路面店のため歩道から覗ける1階正面には、パンのディスプレイ什器を設けている。ここが店の象徴になるように、シャンデリアと折り上げられた天井を間接照明と真鍮で強調し、什器の形状もオブジェのような形状に施している。什器の回りを回遊できるように配置しているため、パンを選ぶ楽しさと、人が動くことによって変化が出るように棚板の側面にはミラーモザイクタイルで仕上げている。1階と2階を繋ぐ階段では、吹抜け部分に吊られたシャンデリアと、それを映り込ませるために施した多角のミラーによって2階の空間を予感させつつ、期待感を持たせている。 2階では外光を取り込みつつ、開放的なカフェの雰囲気を作るためにオープンな構成とした。 一面の壁をモールディングと組み合わせたミラーは、座る席によって異なる店内を覗かせたり、SNS発信の自撮りを触発する仕掛けとして施している。

物件所在地

14