NOJUファサードデザイン。株式会社能重製作所様は、建築関係者には大変なじみ深い会社様である。 会社のスローガンである「MAKE THE IMPOSSIBLE POSSIBLE」、つまり不可能を可能にする悦び、をテーマに、新たなスタートの挑戦が始まった。 すでにロゴやウェブサイト、CI（コーポレートアイデンティティー）となるカラーはあったが、今回、建築としてどのようなブランドを都市に対して確立できるかがキーポイントとなった。 リロケーションに伴う、ブランドイメージを表現したファサードが必要とされ プロジェクト当初は、フライスルーによる動画で、建物の在り方を提案した。 透明なだけのファサードではなく、 まるで和菓子のように、季節によって移り変わり、 また関わる人々によってオフィスも可変していく。 柔軟な空間をもつ２階オフィスには、テラスがあり従業員が 働くための空間をもっと太陽、空気、水、緑といった普遍的な価値を 享受できるようにされているのは、クライアント側からの社員への思いが こめられている。 計画時はコロナの頃で、どのようにデスクの距離やレイアウトを考えるのか、 換気や近隣に対しての配慮を考えながら 本社としてのブランドアイデンティティを確立できるような デザインとした。 持続可能なブランドとしての認知を、都市に表現すべく、 ファサードはウッドをイメージしつつ、 NOJU様が日々提案しているコーポレートサービスに合う 素材を使用することで 常に移り変わる時代に 軽やかに変化していく会社であることを アピールしている。 ファサードコンセプト・基本設計担当：quest 小西菜月
