Mardi Mercredi Daikanyama

Mardi Mercrediの日本初のフラッグシップストアは、代官山駅に向かう途中に位置する。立地選定からデザイン、設計、施工業者の手配から竣工まで、約9ヶ月の時間を要したプロジェクトだった。2つのフロアで構成され、各フロアは外部の階段から別々の出入り口からアクセスする必要がある制限がある構造であり、それぞれ異なる視点からの接近性に対する答えが必要だった。 空間は真っ直ぐで高い天井高を保有しており、自由なデザインと構成を可能にした。1階の場合、既存の空間感をできるだけ生かしながら、ブランド特有の迅速な変化に対応できるように、すべての什器はレイアウトを多様に構成できる移動の自律性と機能の効率を搭載している。これは空間の恒常性と流動性を獲得することで、一つの有機体のように感じられるように計画した。 外部階段からアクセスできる2階は、最初の現地調査時に直面した窓から見える外の緑の木々が印象的だった。外部の景色を内側に引き込み、訪問者にパノラマの展望を迎えてほしいと考えた。床から壁、天井まで外部との境界を壊す色を配置し、中央に配置された機能的なオブジェは反射体として内外の境界をさらに曖昧にする。内と外の関係から意味を引き出して形作られた空間は、自然と人工の二分法を超えているように見える。