EZOHUBは日本の北に位置する北海道 札幌と、東京 天王洲アイルの2か所に拠点をもつインキュベーション施設である。この場所は、北海道が抱える様々な地域課題、東京の企業がもつ最先端の技術・アイディア、それらが共有され融合していくためのハブとなる。 空間のコンセプトは北の大地。様々な人が出会い、新たなサービス・アイディアが生まれていく場所として、北海道の大地の豊かさ・伸びやかさと、北海道の開拓の歴史を、空間デザインの要素としてとり込んでいる。 大地の広がりは「茶色」と「ミラー」のグラデーションで表現した。壁の一面はミラー貼りとすることでコンパクトな空間に水平の広がりを生まれた。ミラーにもグラデーションをかけることで、映り込んだ景色がスノーダストのように曖昧にかすれ、空間全体が大地に包まれたような感覚になる。