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代官山に建つ「木箱」と「孔」による集合住宅、オフィス、商業からなる複合施設である。木調ルーバーの集合による「木箱」をランダムに積み重ねることでヒューマンな街並みとの調和を図った。その「木箱」に「孔」をあけることで、光と風が通り抜ける道を作り、駅と街とを一つにつなげた。「孔」には緑と商業、オフィス、住宅を張り付かせることで、「孔」と「木箱」による街の活性化と新たな賑わいを生み出した。 セットバックさせながら「木箱」を積み上げることで、周辺の街並みに配慮し、可能な限り圧迫感をあたえないよう計画している。「孔」(道)は上部から光を取り入れながら、2階とも接続しながら駅と街を繋げながら店舗が並び、風が通り抜ける代官山の新しい賑わいの動線となっている。 外装材についてはリアルな表情とメンテナンス性に配慮した木調アルミルーバーを採用し、「木箱」を構成するランダムに配置された横と縦のルーバーの裏に、換気や給排水ルート、住戸間の隔壁などの機能を隠蔽した。 「孔」の外壁については上部からの光を柔らかく増幅させる白色の左官材とし、内部については間伐材やファブリックを採用し、代官山らしい柔らかくヒューマンな空間を実現した。