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敷地は東京・新宿区。通りを抜けると、専門学校や、ビルが立ち並ぶ様々な要素が混在する雑多なエリアだ。少し高台に位置する公園と、川に挟まれた敷地はちょうど緩やかな盆地のような格好になっていて、風が抜ける。そこで既存のビルが持つ南北に大きく取られた開口をきっかけとして、フロア全体に風や光、人が抜けるような“風道（かぜみち）”を南北に通した。風道からオフィス機能と、コア機能（キッチン、トイレなどの水回り、EV、非常階段出入り口、物置などの諸室）が枝分かれしており、風道を通したオフィススケープについて考えた。