見晴らしの家

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 撮影
    内城 祐樹
  • 設計
    タイコーアーキテクト
  • 担当者
    前田 良 / 中野 紀子
  • 施工
    タイコーアーキテクト
  • 構造設計
    エヌ・シー・エヌ

今回の建築地は敷地南側の宅盤が下がっていたので思う存分日射取得ができ、美しい眺望を楽しむことができる場所にありました。 外観デザインや道路面からの視線に配慮し、正面になる北面には必要最低限の窓のみを配置しています。 反対に南面には開口をたっぷりと設けているため、室内は日中電気要らず。冬の晴れた日には無暖房で暮らしていただけています。夏は陽の光を取り込みすぎてしまうので、日射遮蔽物として外付けブラインドヴァレーマのご提案もさせていただきました。 リビングは素敵な眺望を活かすために出来るだけ大きな窓を設け、空や山、街並みを切り取り、開放的で明るく、実際よりも広い空間に感じさせます。またキッチン・ダイニングは腰よりも高い位置に窓をズラッと並べて設けることで陽の光を効率よく取り込みます。リビングの隣にはバルコニー、その隣にはキッチン・ダイニングがあるコの字のLDK配置。それぞれの空間は区切られていますが開口をたっぷり設けたおかげで、空間の繋がりを感じさせます。 モダンで重厚感のあるインテリアの中で美しい景色が映える「見晴らしの家」。 タイコーならではのパッシブデザイン住宅がまたひとつここに完成しました。

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