「松島の家」暮らすとはたらく

平面図
図面

香川県高松市の国道沿いにある約45坪(横6.8m縦22m)の南北に細長い敷地に、設計者自身の事務所兼用住宅を建てる計画です。 南側の交通量の多い国道に対して騒音及びプライバシーへの配慮が求められましたが、北側の居住スペースまで何層もレイヤー(駐車場,塀,植栽,事務所,中庭)を重ねることで、街なかでも静かに過ごせる空間を確保しています。 事務所棟の外観は片流れ屋根、木製サッシ、杉板張外壁の平屋とし、あえて小さくつくることで道行く人々にとって親しみを感じられる建物を目指しました。 内部空間は細長い敷地を活かし、住宅棟キッチン部より南を眺めると中庭を介して事務所内部まで視線を抜けるようにすることで、開放性を感じられるようにしています。 天井高さは基本的に2.16mと低く設計していますが、随所に天井の高い場所や、床が低い場所をつくることで、「落ち着き」と「開放」の居場所を同じ空間内に共存させています。

メンバー

クレジット

  • 撮影
    仁田 慎吾
  • 設計
    大西建築設計室
  • 担当者
    大西慶明
  • 施工
    高陽建設株式会社
  • 作庭
    庭作す森 森口 和也

データ