chacolle perch

ビルディングタイプ
美容
5
152
日本 東京都

DATA

CREDIT

  • 撮影
    宮本啓介
  • 設計
    KATAMARI/堀川塁
  • 担当者
    堀川塁

北千住の美容室。場所は北千住の幹線道路沿いに位置し、バス停の目の前でもある。視認性が高いがゆえに、オープンな外装にした時に、プライバシー性が低くなるテナントでもあった。chacolle perchは同ブランドの2店舗目であり、1店舗目から継承されている半個室サロンである。場所の優位性とプライバシー性のバランスを考えることが、今回の課題であった。半個室の方法は様々あるが、個室感を高めるほど圧迫感を感じやすいことを嫌い、完全に仕切るのではない、なんとなくの仕切りが求められた。美容室の事業計画上の席数を確保するレイアウトは整然とセット面が並ぶことで、席数を重視したサロンに見えてしまうので、整然とした並びに変化を加えるような、無秩序感が必要であった。そこで、半個室の仕切りを面ではなく線で仕切ること、また配置をランダムにすることで、整然と乱雑のバランスの調整を行なった。外装計画は視認性を生かし、既存サッシュを跨いだコンクリートの塊を配置し、内部と外部をシームレスにつなげるようにした。同時に外部ではベンチ、内部では受付の荷物置きとして機能している。 マテリアルは吹付塗装をし、オープンで開放的な店内ながら、左官壁のような内部感を感じれるように意図している。

物件所在地

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