
補足資料



PROJECT MEMBER
山口県下関市に位置する下関市立大学のベーカリーカフェ「Parket」 学生たちが働き、集う、学内の新たな居場所として、誰もが気軽に、そして自由に利用できる公園のような拠点づくりを目指しました。 敷地はキャンパス内の芝生エリアに位置し、学生たちの動線の中心にあります。元々の芝生エリアの開放感をそのまま活かすため、地面を持ち上げるように建築を構成。キャンチ構造を採用して8.5mの無柱空間をつくり、どこからでも自由に出入りできる回遊性と、屋外のような開放感を確保しました。全体にプロダクト的なディテールをちりばめ、公園のような遊び心も演出しています。また、テイクアウト利用を主とした店内は、大きなカウンターを正面に配置し、席数は必要最低限に。この場所をきっかけにキャンパス内で思いおもいの居場所を見つけ、焼きたてのパンやコーヒーを楽しんでほしいと考えました。 これまで学外でバイトすることが一般的だった学生は、このカフェができたことで、授業の空き時間を有効活用した新たな働き方を実現しています。「この場の店長を目指したい」と志高くバイトに励む学生スタッフもおり、そうした学生が、卒業後にここでの経験を活かしてカフェや事業を立ち上げるなど、通常授業や課題だけでは得られない学びと成長を促す場になることを期待しています。 また、大学内というクローズドな敷地にありながらも、今はSNSやウェブサイトで社会とつながることができる時代です。大学の学生や職員のための場であると同時に、未来の学生(近隣に住む子どもたちや日本中・世界中の高校生など)に向けて大学の認知を広げるデザインや仕組みづくりを試みました。
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