自然との境界

ビルディングタイプ
その他オフィス・企業施設

補足資料

平面
図面
断面1
図面
断面詳細
図面
軒先&壁先ディテール
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PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    井田佳明
  • 設計
    株式会社クレールアーキラボ
  • 担当者
    畠山武史 / 仲本詩織
  • 施工
    株式会社開誠

敷地は沖縄の北部、豊かな森林が広がり古くから「やんばる」という愛称で親しま れている地域に位置する。その自然豊かな地で県内外で多くの事業を展開する沖縄 の不動産開発企業が、新たな拠点とするために開設した事務所である。観光を軸に 開発が進む沖縄県では、さまざまな場所で開発が進み日々新しい建築物が建てられ ている。その中で、可能な限り敷地内の樹木を残しつつ、既存の樹木と新しい建築 物の調和を最も考慮した。設計にあたり、既存の樹木を伐採せず、木々に寄り添う ように建物を配置。外観は、コンクリート打ち放しと木材を特殊加工したアコヤ材 で仕上げることで、存在感を和らげ、周辺環境に対し建築物としての主張を少なく した。屋根は勾配屋根とすることで内部空間により多くの自然を取り込み、外部を 感じられるとともに落ち葉対策にも役立つ計画とした。内部は、部屋に至る通路の 部分を軒が深い外部空間とし、そこに植栽を施すことで内部境界を抽象化した。直 接的に外部空間を建物内に取り込むことによりガラスなどを介することなく、雨や 風、光や影を感じる曖昧な空間が生まれた。この平面・断面的構成により、自然と の境界線が抽象化され自然の力をより感じることができる建築となった。坪庭は、 やんばるの在来植物であるヘゴやシダ類とやんばるで採取できる本部石を組み、こ の場所に昔から存在している美しい自然を体感できる空間とした。天窓から降り注 ぐ豊かな雨水は、植物を育み石肌を照らす。沖縄独自の美しい曲線でモルタルを固 定せず組まれた石積みには、雨水が保水され、緩やかに優しく植物を育む。沖縄の 観光資源は自然が中心であり、不動産会社の事務所建築が自然と一体化し、訪れる 人々が自然を感じられるような建築であることが重要である。そうすることで、自 然の価値を守りながらも新しい沖縄を築いてく拠点となることを願う。敷地は沖縄の北部、豊かな森林が広がり古くから「やんばる」という愛称で親しま れている地域に位置する。その自然豊かな地で県内外で多くの事業を展開する沖縄 の不動産開発企業が、新たな拠点とするために開設した事務所である。観光を軸に 開発が進む沖縄県では、さまざまな場所で開発が進み日々新しい建築物が建てられ ている。その中で、可能な限り敷地内の樹木を残しつつ、既存の樹木と新しい建築 物の調和を最も考慮した。設計にあたり、既存の樹木を伐採せず、木々に寄り添う ように建物を配置。外観は、コンクリート打ち放しと木材を特殊加工したアコヤ材 で仕上げることで、存在感を和らげ、周辺環境に対し建築物としての主張を少なく した。屋根は勾配屋根とすることで内部空間により多くの自然を取り込み、外部を 感じられるとともに落ち葉対策にも役立つ計画とした。内部は、部屋に至る通路の 部分を軒が深い外部空間とし、そこに植栽を施すことで内部境界を抽象化した。直 接的に外部空間を建物内に取り込むことによりガラスなどを介することなく、雨や 風、光や影を感じる曖昧な空間が生まれた。この平面・断面的構成により、自然と の境界線が抽象化され自然の力をより感じることができる建築となった。坪庭は、 やんばるの在来植物であるヘゴやシダ類とやんばるで採取できる本部石を組み、こ の場所に昔から存在している美しい自然を体感できる空間とした。天窓から降り注 ぐ豊かな雨水は、植物を育み石肌を照らす。沖縄独自の美しい曲線でモルタルを固 定せず組まれた石積みには、雨水が保水され、緩やかに優しく植物を育む。沖縄の 観光資源は自然が中心であり、不動産会社の事務所建築が自然と一体化し、訪れる 人々が自然を感じられるような建築であることが重要である。そうすることで、自 然の価値を守りながらも新しい沖縄を築いてく拠点となることを願う。

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