
PROJECT MEMBER
テナントスペースと住居併用の計画である。 敷地は仙台駅からほど近い高層マンションやビルが林立するエリアの角地に位置している。中心市街地における垂直方向へ延伸する都市の風景を緩やかに身体に近いものにできないかを考えた。つまり敷地容積率最大ボリュームとした建物ではなく、余白を生み出す都市型の新たなビルディングスケープをつくりだすことである。具体的には、櫓的な構造形式により上階へ向けて自由で異なる各階のフロアプランを可能とした。加えて、道路斜線制限を考慮しながら不均質な平面を重層させることで陽光や風、大地が感じられる新たな積層型建築をつくり出した。
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