PROJECT MEMBER
研修施設『ビジョンのアトリエ』 「違和感」をコンセプトに創られた、愛知県日進市にある研修施設。 経営や人生を考え、固定観念、常識、己の限界を大きく超えたビジョンを定め、そこに向かって突き進む人たちが集う、唯一無二の学びの場。 アトリエには「違和感」を強制的に体感させるために、見たことのないモノの連続、あえて効率を悪くした動線、不要なものをあえて置く、といった常識に囚われない空間になっている。多くの専門家やデザイナーがこのプロジェクトに協賛いただき、オーナ―様のこだわりが詰まった理想の研修所が完成した。 1階は主にセミナールームとして利用、2階は来訪者が宿泊できるよう完備された客室を設けている。 ◇1.「KEYHOLE(KEYHALL)」 『ビジョンのアトリエ』を象徴するエントランス。ここは経営者をはじめ、社会人が自身の理想(ビジョン)を実現するための“鍵”を探す場所、理想と現実の間(はざま)を表現している。その間(はざま)の世界の入口として、金色の雲の中をゆくが如く、浮世離れした幻想的な空間を創造。塗り壁は、雲の切れ間から漏れ出る光を表現するため、幾層にも素材を塗り重ね、陰影を演出。 ◇2.克の洞窟 金色に輝く希望に満ちた「KEYHOLE(KEY HALL)」から一変、暗闇の空間が現れる。 突然の暗闇、いつまで続くかわからないこの状況・・・暗闇を超えた先に、理想とする世界(ビジョン)が広がっている。この空間は、経営、人生における不安、恐怖、苦しみなどを表現した洞窟。 ◇3.鐡の道 経営や人生で経験する孤独や痛みなどを表した、冷たく無機質な空間。まだまだ足元がおぼつかない不安定な状況下、決意を固めたとき、歩むすぐ先に理想状態(ビジョン)が見えてくる。それを知らせるかのように、天井には「一条の光」が走っている。 ◇4.ATELIER 洞窟と鐡の道を抜けた先には、思い描く理想の空間が広がる。アトリエのコンセプトは「違和感」。セミナールームとして利用するこの空間に、あえて不必要なピアノを配置することで、訪れる人たちに「なぜ?」と思ってもらうことを目的としている。 SE構法の採用で、木造でありながらも、オーナー様の想いが詰まった自由度の高い建築が可能となった。 まずは「違和感」を感じてもらうこと、そして「これまで」を疑うことをの大切さを知ってほしいというオーナー様の想いが表現された『ビジョンのアトリエ』。経営や人生を本気で考える人たちに、常識の枠に囚われない、可能性と挑戦にあふれた環境を提供している。 https://www.atevision.jp/