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episode 敷地は駅からつながる通り沿いでその道は小学校の通学路でもあり散歩で行き交う人も多い。ショッピングモールに隣接しているが緑地に面していて建て込んでおらず、人々に建物を通して何らかの発信をしやすいロケーションである。 人とペットが共に健康に暮らすこと、飼い主同士のつながり、ペットを飼っている人いない人の相互理解などを地域に発信し、ペットの健康を守り維持する医療機関としてだけでなく、日頃のケアを通して動物と一緒に生活するライフスタイルをサポートするオープンな施設を造りたいという院長の強い思想があった。 planning この動物病院で特徴的なのは、高度なケアを適確に提供するため、スタッフ間でのコミュニケーションをとりやすいオープンで透明性のあるバックヤード(診察・施術・事務エリア)のレイアウトを目指し、スタッフのチームワークを高めることを重視したことだけではなくそれが施設の外に対してもオープンになっていることだ。またそれは緊張と重責を伴う作業の連続であるスタッフのためには、窓から見える木々や自然光で一日の移り変わりを感じながら気持ちよく仕事ができる環境となっている。 この動物病院を計画するにあたって以下のことを中心の目標とした。 1)人通りが多いロケーションであることを最大限に活用し、動物医療とケアについて地域の人々にオープンにすることで知見を広め地域貢献をしていく拠点となる 2)高度医療が提供できる充実した設備施設とその可視化 3)従業員が健康的で十分に力を発揮できるワークスペース