補足資料
PROJECT MEMBER
ミシュランビブグルマンに毎年選出されるなど人気店となった代官山falòの2号店が、2023年に完成した虎ノ門ヒルズステーションタワー4階の飲食店フロアにオープンしました。「焚き火イタリアン」として、炭火台の火を囲んだカウンターのみという代官山店のスタイルを受け継ぎながら、虎ノ門のコンテクストに合わせた全く異なる空間の形を提案しています。火を囲んで皆で食事する体験を生みながらもテーブル席のように同席者とより親密な関係を作るバブル型カウンターと、炭火台やガスレンジ上の排気フードを隠すための段々型の塊天井が特徴です。「洞窟の中で火を焚いて肉を焼いて食べる」といったプリミティブな食体験をコンセプトとした代官山店同様、店内は内外壁と天井を木毛セメント板で覆いつくし、店舗サインも木毛セメント板の外壁にステンシル(型取りスプレー)で制作しています。