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再開発の進む自由が丘の中では稀有な昭和の空気を残す路地があります。 L字の形状をしたその路地は「L字が丘」、なんて呼ばれているそうです。 更新されていく街の空気に深みを与えてくれるノスタルジックなその一角に、 古いようで新しく、閉じているようでいて路地の一部になっていて、 日常のようで非日常を味わえる、そんな空気をデザインしました。 たった5坪の空間には求心的なカウンターが鎮座する。 かち割った岩の上に1枚板を据えただけの空間は、 集う人々を雑踏から切り離し、剥き出しのコミュニケーションを生み出します。