補足資料
PROJECT MEMBER
周囲には見晴らしを遮るものがない、広い敷地に建つ住宅。豊かな自然の中に存在するためには自然に従う建築でありたいと考え、控えめで単純な矩形の平屋とした。美しい山並みや田畑の様子から季節を感じることができるため、造園は最小限にとどめている。ただ暮らしの拠り所として大きなケヤキの樹を植え、広い敷地の中でも木陰に包まれる安心感を作ることとした。自然の美しさや厳しさ、解放感や安心感、手間の楽しさや暮らしの利便性など、相反する要素を施主のバランス感覚を頼りにひとつのカタチにまとめることができた。