鮨 いわ貴

ビルディングタイプ
レストラン
3
229
日本 宮城県

補足資料

平面図
図面
模型
模型写真
模型
模型写真
宮城県南産のカヤの木の原木。社寺用の貴重な材
その他
カヤの木の製材。上質な木目。
その他
宮城県北産の曲がりの激しいケヤキの木
その他
サインの手作りガラス。乳白の中に波の様な波紋と気泡。一枚一枚見え方が違う
その他
宮城で採取した土を使用した土壁。採取地で色が違う。配合でも違う
その他

DATA

CREDIT

  • 撮影
    窪田 隼人
  • 設計
    Ginga architects
  • 担当者
    武田 幸司
  • 施工
    N・T ファミエスホーム
  • 左官工事
    原田左官工業所
  • ステンドグラス
    stained glass_ginga

厳選された宮城の材を生かし、舞台のようなカウンターで鮨を握る メインのL字のカウンターは宮城県南産のカヤの一枚板のカウンター、背面の棚板は宮城県北の野趣溢れる曲がりのケヤキ、地元の土から土壁を作りたいと左官屋さんに試行錯誤をお願いしたりと、地元の材にこだわり、それらの素材が生きるよう、シンプルにミニマムに空間を構成しました。アプローチのしっくい壁など、出来るところは想いを込めながら自分たちで壁を仕上げ、身の丈にあった今出来る精一杯の想いをカタチにしました。まだ完成ではなく余白も残して、これからの鮨職人としての成長に合わせて、お店の内装や設えも成長していけるような空間を目指しました。 修行先からこだわってきた「畳に足袋のスタイル」は、水や食材の類をひとかけらもこぼさず、汚さず、「カウンターは職人の舞台である」という信念で、板前の所作を多角的に客に披露できるよう、8席のL字カウンターを採用しています。板場の床レベルは、席に座る客と板前の視線が近づくよう設定し、カウンタと板場を舞台と見立て、暗転した客席から職人が鮨を握る姿を楽しめるようにしました。

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