二ノ関バス停

ビルディングタイプ
その他インフラ
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184
日本 宮城県

補足資料

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before 入りにくいバス停
その他
建て方
その他
工場での作業
その他

DATA

CREDIT

  • 撮影
    後藤 荘太
  • 設計
    Ginga architects
  • 担当者
    武田 幸司
  • 施工
    絆建築

・1坪の茶室のような最小建築 田園風景の中に1坪の小さなバス停を設計しました。 ​1日数本のバスの停車があり、近隣の子供が学校への登下校に利用することがほとんどになります。 以前のバス停は、3畳(1坪半)ほどの暗くて陰湿なイメージで、中に入るのを戸惑う子供がいたほどの古い小屋のようなバス停でした。 そこで、近所の大工さんがなんとか子供達に使ってもらえるように、手加工でできる小さなバス停を計画しました。 ・小さいこと と 身体性 まず、フットプリントの基礎はそのまま利用しながらも、全部を内部化していた以前のバス停を見直し、内部を2/3(1坪)、庇で雨にかからない半外部の空間を1/3(0.5坪)確保し、バス待ちで外にいても雨に濡れない平面としました。道路側に大きな扇を開いたような形状にし、ガラスの建具を設け、角度を斜めに振ることで、視認性の良い、内部もよく見えるファサードにしました。内部は、待合しやすいように、Uの字の座りやすい形状のベンチを計画しました。手前は大人は立てることができ、奥は座るとギリギリ頭が当たるほどの高さでベンチに座るとちょうど良い高さになっています。 ・手刻み 一般的なXY軸の単純なプレカット機でできる木加工とは違い、斜め軸の高低差を作るにあたり、難易度は高いですが、ほぼ全て大工さんの手加工の手刻みの技を使って作られています。若い大工さんの手きざみの修練にもなりました。垂木材も扇の根元で全ての垂木が集中するため、手加工で1本1本加工しています。 ​近所の子供達に親しみを持ってもらえる可愛い見え方のバス停ができました。

物件所在地

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