atelier N

ビルディングタイプ
スタジオ

DATA

CREDIT

  • 設計
    中村浩士建築設計事務所/中村工務店
  • 担当者
    中村浩士
  • 施工
    中村工務店
  • 構造設計
    間藤構造設計事務所
  • 撮影
    小川重雄

宙に浮く木の箱 敷地は埼玉県越谷市、農地の残る長閑な場所である そこに建てた自社アトリエ。 一般木造で採用することが多い、所謂柱と梁・筋交・合板で耐力壁を設置して構造を成立させるのではなく 斜めの米松材でトラスを組み耐力壁ゼロでガラスの外壁を実現した。 斜材の上には木の箱を載せて断熱層としている。 夏場の真上からの日差しは上部の木の箱で遮り、また室内の暑い空気は 上部に上がる性質を活かして上に上げてしまう。 田んぼの水で冷やされた空気を、田んぼがあることで吹く風を利用して 室内に取り込むことで、空調設備に頼りすぎる事を避けた。 冬場は高度の下がる日差しが室内に入り、温室のように暖かい。 この建物は田んぼの景色を活かす、田んぼと共にある環境を造ることを目的としている。 前面道路から建物越しに田園の風景が抜け、室内からも長閑な風景が広がり そして田んぼからの風が室内を抜けていく。 また古くからの農家の集落のような地域なので近所の人は私が産まれた時からの付き合いなので、ガラス越しに挨拶をする。近所のおっちゃんやおばちゃんが田植えや畑作業をするこの場所の環境を取り込み、一体となる建物になったかと思う。 箱を浮かせたような形状なので、ピロティに似た形式に見えなくもない。 恥ずかしながら活きたピロティが出来たと表現しよう。

物件所在地

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