センテニアル・パーク京都競馬場
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「AICA 施工例コンテスト 2023」特別賞 設計:株式会社 安井建築設計事務所 所在地:京都府 用途:観覧場 竣工:2023年3月 工事種別:増築 採用商品:ジョリパット爽土(内壁)、クライマテリア イタリアート(内壁)、セラールセレント(内壁)、ジョリパット不燃(内壁) アイカ製品の採用ストーリーはこちら▼ https://mag.tecture.jp/product/20230807-94637/ 「まちに開かれた公園のような競馬場」 京都競馬場は、現在の場所に開設され2025年に100周年を迎える。 その記念事業として、既存スタンドに増築するかたちで1980年竣工のメインスタンドの全面改築を進めている。 安井建築設計事務所の創業者である安井武雄の代表作である1938年竣工のスタンドから受け継がれ、今回で5代目のスタンド改築工事となる。 レースが行われる馬場側のデザインは水平線を強調し、大きくはね出したヴォリューム構成とすることで、競馬場の大きさを利用したダイナミックでスピード感のある景観形成を目指した。反対に、京阪沿線側のまちと接続する背面のパドック側のデザインはできるだけヴォリュームを切る、ずらすことで分節化し、初代より受け継がれた曲線のデザイン、階段状の緑化テラス、京都府産材を利用した木鋼ハイブリッド構造の大庇により、お客様をお迎えするヒューマンスケールの「公園のような競馬場」を目指した。 内部空間においても、トップライトや緑化、木材や豊富なデザインバリエーションがある「ジョリパット」を取り入れ、自然本来のもつ力強さや潤いのある空間とした。またフロアに応じて居心地のよい空間を提供している。