宜野湾市立普天間小学校

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「AICA 施工例コンテスト 2023」特別賞 設計:株式会社かみもり設計 アートディレクション・アート制作:大村郁乃 企画・プロジェクト進行:GUILD OKINAWA 所在地:沖縄県 用途:学校 竣工:2023年1月 工事種別:新築 採用商品:セラールグラフィカ(内壁) 1906年創立の宜野湾市立普天間小学校の新校舎建て替えに伴い、新校舎吹き抜けに設置される巨大壁画の制作プロジェクトである。本プロジェクトは一生に一度あるかないかの「小学校の建て替え」という機会を、子どもたちにとって思い出となるような体験にできないかと考え、普天間小学校に通う児童と先生(約600名)と一緒に巨大壁画の制作を行った。 壁画のモチーフは、普天間小学校のシンボルツリーとなっている樹齢100年以上のガジュマルの木々。この大きなガジュマルの木々たちは、沖縄戦の戦禍の中でも奇跡的に生き残り成長し続け、100年以上も地域と小学校に通う子どもたちを見守ってきた。「このガジュマルのように大きくたくましく、のびのびと成長していきますように。」という願いを込めている。 今回、壁画の建材として「セラールグラフィカ」を採用したのは、傷に強くメンテナンスが容易なため。また、子どもたちと一緒に制作したキャンバス32枚をデジタルデータ化したが、セラールグラフィカは絵の具の色使いや風合いの再現性を担保できると思い、採用した。