吉原環建築設計|光と風の家
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この土地で多感な青年期を過ごした主人が独立して住まいを考えたところから計画は始まった。 当時の記憶からよく風が通り光が入る家が望まれた。角地に位置し、交通量が多く、単純に南に向けた建物配置だと日々の生活が落ち着かない。 また法的な制限が厳しい中、最大限に敷地が使えるように中庭を囲むようなボリュームを計画した。 南北に分かれたボリュームは南側にリビング、北側に寝室•作業スペースと機能は明確に分けられるが、 中庭を介す事でそれぞれが孤立することなく、光が入り、風が抜けていく気持ちの良い繋がりのある空間が生まれた。 中庭はテントを張ったり、プールを出したり、プライベートに寛げる内部空間の延長として機能する。