これは川を望む立地に建つ築50年のマンションの全面改修である。 共用部として動かせないPSが中心にあり、許容すべき存在をどうにか生かせないかと考えU型の家とした。 東側のIの部分に居室3ブースをワンルームに配置し、連続するテラスに露天風呂を配置した。 南側のーの部分には川からの風と光が燦々と注がれるようLDKを配置し、テラスの植栽を介し川から心地良い光と風が入り込む計画とした。 西側のIの部分には洗面室、バスルーム、サウナと水廻りとした。 既存のマテリアルが持つ可能性を引き出し、新たにシンプルな平面構成と素材本来の要素を生かす仕上とした。 自然環境と室内外が曖昧な連続性を保つU型の家となった。